本文へスキップ

茨城大学農学部 地域環境科学科 地域資源計画学研究室

小林研究室 Kobayashi Lab.

茨城大学農学部 阿見キャンパス

 

トピック/小水力ⅤTOPPIC

 海外 現地調査:太陽光発電による独立電源の村


 インドネシア東カリマンタン州の太陽光発電による電化の村,ムアラ・エングレムを訪ねてきました。


 マハカム川を上り,東西30km,南北20kmほどの広がりのあるMelintang湖を渡って,村にたどり着きました。 ムアラ・エングレムは,湖に流入する河川の河口に位置し,回りは水,水,水で,雨季には完全に水に浮くような村です。無電化解消のために,太陽光発電システムによる独立グリッドで,村の約120戸に夜間,23:00くらいまでの給電をしています。赤道直下の村ですが,どういうわけか太陽光パネルは北向き20度の傾斜がついていました。基準だそうです。基準,マニュアル,原理主義,世界中が機械的になってゆく,南の島でそんなことを考えました。

 現地の様子を画像で紹介致します。





Melintang湖を行く




水に浮く村ムアラ・エングラム





村の電源,太陽光発電




太陽光発電





夜に備える蓄電池





 

トピック/小水力ⅣTOPPIC

 海外 現地調査:インドネシア*東カリマンタン


 インドネシアへ現地調査に行ってきました。
 現地の様子を画像で紹介致します。

    



写真1

         マハカム川,テンガロンへの橋,信じらえないが一度落ちて,再建されたもの。





写真2

               ムアラ・ムンタイの家並み,道は洪水対応で高床式(?)





写真3

          集落間をつなぐ高床式の道,バイクも通る。ときどきバナナの気がバタッ。





写真4

             マハカム川から集落に上がる船着き,家ごと水に浮いている。





写真5

             エンジン発電機,午後6時から11時の間だけ集落内に給電する。





写真6

        魔はカム側を疾走するボート,撮影しているわたしも同じような船に乗って移動した。





写真7

               川沿いの浮き桟橋では,養殖が盛んに行われている。


トピック/小水力ⅢTOPPIC

 小田原市内 現地施設見学


 10/26(月)REN-i他主催のコーディネータ養成プログラムの一環として実施した1泊現地研修で,
小田原のほうとくエネジーなどを訪問してきました。
そのときに,かつての小水力発電施設跡を見学することができました。


大正時代建設の小水力発電の遺構(大きな池状のヘッドタンク内の流出口への水路)



トピック/小水力ⅡTOPPIC

 海外 現地調査:オーストリア・スコットランド


 オーストリアとスコットランドにある発電所の現地調査に行ってきました。
 現地の様子を画像で紹介致します。


 

写真1                       写真2

 写真1は、100年ほど前から今も発電を続けている水車発電機。驚くような老舗メーカーの水車発電機がありました。写真2は、需給調整のための余剰電力によるポンプアップ設備。
(オーストリア:ロイテ(Elektrizitatswerke Reutte AG))




写真3

 写真3は発電所から撮影。なんと!山の向こうの湖からトンネルで「↓ココ」の小屋まで導水し、発電している。
(オーストリア:ロイテ(Elektrizitatswerke Reutte AG))




 

写真4                       写真5

 コミュニティによる水力発電所。写真4の建物の中に写真5の発電機があります。写真5に写る白髪の男性はプロジェクトマネージャー。(スコットランド:Harlaw Hydr)





写真6

 写真6は湖水地方の入口、ケンダルにある老舗水車メーカーGilbert Gilkes & Gordon Ltd.の本社。



 

写真7                       写真8



写真9

 湖水地方にある小水力発電所(ターゴインパルス)。石でできているこちらの建物が発電所というから、その美しさに感動しました!



写真10

 発電所周辺の牧場にはひつじ達が遊んでいました。(イギリス:湖水地方)





写真11

 

写真12                      写真13

 写真11は、発電用下掛け水車(直径6m,幅約5m)による発電。写真12は、発電所に設置された魚道。こちらを魚が泳いで登っていきます。写真13は、発電所の取水口上流で魚釣りをしている写真。川が透き通っており、本当にキレイ!(オーストリア:Alm川)



トピック/小水力ⅠTOPPIC

 ドイツの山村で引き継がれる小水力


 チェコとオーストリアの国境に接するドイツの山村、ノイライヒェナウ(Neureichenau)には、小さな水力発電所がたくさんある。最初の発電所は、電化されていなかった100年近く前、村に電気を供給するために村人によってつくられた。ここで紹介する小水力発電設備の更新事例も、その当時に整備された発電所の一つである。
 ノイライヒェナウの主産業は、 林業と製材業である。 水車で水力を利用する製材は、 1700年代 から行われていたという。 このため、 水力を利用するために引かれた水路が、 村のあちこちを走っている。 そのうちの一つが、 いまも村の経済を支えている製材所の建物の中を通過している。 その水路を 500m ほど上流まで追って行くと、 小川のGroßer Michelbach の先の森の中に古い建物(写真1)がみつかる。 この建物が Resch 水力発電所である。 Resch 発電所は、Großer Michelbachから 0.45m3/s を取水し、 落差25m を確保するために写真2のような木製の管路で 約700m 導水(2カ所の河川横断を含む)し、 さらに中古のフランシス水車を購入して最大出力73kWの発電所として 1927年 につくられた。 しかし、 さまざまな障害があったため、 水量変動などへの対応を考慮して2台の水車発電機(Resch1と2)で構成する発電設備とし、 本格的に稼働を始めたのは20年後の 1947年 だったそうである。

 

写真1 Resch小水力発電所                写真2 木製導水管  

 更新前の水車発電機の様子は写真3のとおりで、Resch 1・2ともタービン、発電機、タービン用油圧装置を改修することで、写真4、表1のような発電設備として再生された。写真4から分かるようにResch 1は水車と発電機が異様に離れているので、理由を尋ねた。回答は、1927〜1947年の間、水車の回転軸の回転エネルギーを動力として利用するためにさまざまな装置を設置していたときの機器配置を、改修コストを抑えるために変更しなかったからだという。合理性を優先するドイツ人気質を見た気がした。

 

    写真3 改修前の水車発電機          写真4 改修後の発電設備(右がResch 1)

表1 更新後の仕様
   Resch 1  Resch 2
 改修年 2009  2010 
 水車タイプ フランシス水車  フランシス水車 
 落差 22.5 m  22.5 m 
 流量  0.32 m³/s  0.10 m³/s
 ランナ径 300 mm   200 mm
 出力 63 kW  18 kW 
 回転数 1,020 rpm  1,020 rpm

小林研究室 (地域資源計画学研究室)

〒300-0393
茨城県稲敷郡阿見町中央3-21-1

TEL 029-888-8590(直通)