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茨城大学農学部 地域環境科学科 地域資源計画学研究室

小林研究室 kobayashi lab.

茨城大学農学部 阿見キャンパス

研究活動2ACTIVITY2

環境省・環境研究総合推進費・採択課題,2012〜2014年度

再生可能エネルギー需給区連携による『もたせ型』分散エネルギー・システムの開発



サブテーマ2 需給システムとエネルギー相互融通システムの開発

 
 中山間地域における分散型エネルギーシステムの地域導入モデルを作成し,最適化手法を用いて最適導入量および運用方法を導出することを目的とし,地域間の融通効果およびもたせ効果の検証を行います. 分散型エネルギーシステムは再生可能エネルギー技術の導入が期待できる集落(湧出セル)と,再生可能エネルギーの余剰を融通する集落(融通セル)をそれぞれ2つ想定し,調整池が湧出セルから融通セルへエネルギー融通を行う役割を担います.各セルには電力,給湯負荷、暖房負荷を与え,以下に示す2つの手法で最適解を導出しました.

  • 手法1:全体最適化
各セルおよび調整池が協力し合い,システム全体を最適化します.エネルギーコストを踏まえ,システム全体の総コストが最小となるように最適化します
  • 手法2:個別最適化
各セルと調整池を独立して捉え,各セルのコストが最小となるように個別に最適化します.調整池は湧出セルからの余剰電力の買取価格および融通セルへの売却価格を提示し,調整池の利益が最大となる価格を決定します.      


 地域全体でのコスト削減を全体最適14 %,各セルが利益を得る個別最適では11 %を達成します.個別最適では余剰電力の最適売買価格を明らかにし,調整池が行動すべき指標を示しました. 今後の課題としてセル数,種類の違いによる影響の分析,より少数の情報によって成立する、もたせ効果システムの提案などが挙げられます.




小林研究室 (地域資源計画学研究室)

〒300-0393
茨城県稲敷郡阿見町中央3-21-1

TEL 029-888-8590(直通)