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茨城大学農学部 地域環境科学科 地域資源計画学研究室

小林研究室 kobayashi lab.

茨城大学農学部 阿見キャンパス

研究活動2ACTIVITY2

環境省・環境研究総合推進費・採択課題,2012〜2014年度

再生可能エネルギー需給区連携による『もたせ型』分散エネルギー・システムの開発



サブテーマ1 再生可能エネルギー需給区(「セル」)のモデル化と分類

 
 主に再生可能エネルギーによる分散型エネルギー需給システムのデザインに必要なエネルギー需要のモデルとエネルギー生産供給のシナリオに関する検討をしています。今回は,地域に賦存する再生可能エネルギーのうち,小水力,太陽光の発電とバイオマス,太陽熱集熱の熱生産を前提としたエネルギー供給で,地域の電力および熱の需要が充足できるかの検討結果を示します。

 図1は,夏の平均的な日射のときの再生可能エネルギーによる電力生産と電力需給バランスの分布を求めた結果です(建物のあるところだけの需給を分析しました)。青色の部分は需要が多く,供給が明らかに不足することを示しています。一方,赤色の部分は需要を上回る供給が可能で,余剰を生じる部分です。太陽光発電も主要な電源としたときの結果ですので,赤色の部分は晴れた日には多くなり,雨の日には少なくなります。しかし,地域の再生可能エネルギーだけで,需要がまかなえる範囲が案外多いと思いませんか?

 この他,サブテーマ1では,年間電力代のディスカウントで年数回の停電を受け入れる消費者がどのくらいいるか?などの分析を行って,需要側と協調することで分散型電力システムの設備容量削減や安定性・持続性を高めるための方策としてのデマンドレスポンス・シナリオの導入可能性なども研究しています。これも,エネルギーシステムの研究では先駆的ではないかと考えています。


図1 夏期の電力需給バランス分布(PV-50%)




注)日射量:8月の日平均中央値、PVパネル設置面積:建物面積の50%のケース

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