わたしたちは,地域/地球規模の網の目のように複雑な環境問題・資源問題に直面しています.その問題の解決には,自分も当事者であるという自覚を持ち,一方であまりに近視眼的ではなく,全体像を把握するという姿勢が必要になっています.

本研究室ではこのような認識に基づいて,それぞれの地域にふさわしい地域資源のあり方・使い方・管理のために,現状/シナリオを個々人の認識のレベルから地域環境・生物への影響,地域における物質・エネルギー収支など様々なアプローチから評価すること,計画することをめざしています.複雑な環境問題・資源問題が,他人事ではない世界で起こっていると感じる感性をもちたいと思いながら.
 

研究室のテーマは,
『地域における「資源と環境の計画」のために』です.
直線上に配置
経歴と業績/海外調査など
メッセージと教官紹介
 流れる水の力を人類がエネルギーとして利用する歴史は,案外古い。日本ても,約1400年前の推古天皇18年(610年)に高麗王が貢いだ上僧の曇微が碾磑(みずうす=水車)をつくる技術を持っており,これが日本の碾磑の始まりではないかといわれています。
 
一方,電気がエネルギーの主役の一つになったのは19世紀も終わりに近づいてからです。エジソン電灯社がニューヨークで配電事業を開始したのが1882年,その5年後の1987年に日本でも配電事業が始まり,1892年には京都蹴上発電所の水力による配電事業が開始されました。その後,しばらくの間,水力発電は日本の電化の主役でした。
 
このような歴史,特徴をもつために,大規模な水力発電適地は多く残されてないといわれています。しかし,小水力利用に適した小さな水の流れ,身近な水の流れは,星の数ほど残されています。持続的な地域社会をつくるために,このような身近な水の流れを活用したいものです。
バイオ燃料エタノールのWtW評価

茨城大学農学部地域環境科学科

地域資源研究室(小林研究室)

Regional Resources Planning

マイクロ水力への期待

メンバー

マイン川のロック(水運用の水位調整施設)とロマンチック街道沿いの小水力発電所
 有名なドイツのロマンチック街道は,マイン川の支流であるタウバー(Tauber)川に沿って、ヴィルツベルクからラウダローテンブルグ,ディンケルスヴール,と南下してゆく。このタウバー川に多数の小水力発電所がある。

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左:マイン川横断の堰,手前が発電所,向こう岸にロックが設けられている。中央:ロックから下流に出てゆく貨物船。右:機械オタクのおじさんが所有する小水力発電所(ケーニッヒスホーヘン)